以前、装苑のロンドン特集「SHOKOのロンドンアトリエ訪問」ページでロンドンのオフィスにて対談させて頂いたご縁で、1年に1回はお会いする機会を頂いているポール・スミス氏。
2014年は、「Paul Smith(ポール・スミス)」のウィメンズコレクションがスタートしてちょうど20年の年にあたり、先週はポールさんが来日されていたので、2日連続でお会いして来ました。
まず火曜の夜は、「ポール・スミス」と「レッド・ツェッペリン」とのコラボレーションスカーフの発売を記念して、ポール・スミス氏のみならず、レッド・ツェッペリンの伝説的なギタリストであるジミー・ペイジ氏も来日されるというスペシャルな夜。
今回のコラボレーションは、レッド・ツェッペリンが全作リマスター盤を発売するのを記念して作られた、ジャケットビジュアルをあしらったスカーフ(発売は10月23日)。
1.5メートル × 1.5メートルの大判スカーフで、デザインは6種類。ロックなデザインとダイナミックなスケールがマッチして、どれもカッコ良かったです。
この日、レセプション会場となった「ポール・スミス」の最上階にあるギャラリーの屋上に上がると、楽しそうにお喋りされているお二人のお姿が。
カッコイイですね。
ポール・スミスさん、ジミー・ペイジさんと貴重なスリーショット!
ポールさんとは1年ぶりの再会でしたが、いつお会いしても、どんなにお忙しくても優しく紳士に迎えて下さり、そのたび感動してしまいます。
レッド・ツェッペリンの名盤「Led Zeppelin Ⅲ」のアナログ盤にサインを頂いて・・・
「君はセントマーティンズ大学でデザインの勉強をしたのだったら、たくさん書き込まないと、満足しないだろう?」なんて笑顔で言いながらメッセージをたくさん書いて下さって、大感激。
ところで、こちらは今期の「ポール・スミス」コレクションの中でも私が大注目しているプリントドレス。
私も大好きなバンド「The Doors(ドアーズ)」のJim Morrison(ジム・モリソン)が活躍した60年代後半〜70年代にインスパイアされてデザインされたというコレクションです。
ペイズリー柄や、シックとポップな色合いが絶妙な美しいカラーパレット、シルエットにも1960s-70sのロックのスピリットが通っていて、ため息がでるほど素敵なアイテム揃い。
こちらはカジュアルラインの「ポール バイ ポール・スミス」より、マルチカラーのワンピース。
この日はたくさんのゲストが集まり、華やかな一夜でした。
さて、レセプションの翌朝は、新宿パークハイアットへ。
ポールさんが今までご交流されてきた、ごくごく親しい日本の友人たった14名のみのスペシャルな朝食会に、光栄にも私もご招待頂きました。
場所は、ポールさんが大好きで来日する度に立ち寄られているという「NYグリル」。なんと、通常こちらでは朝食のサービスはしていないのに、今回のために特別にオープンしたのだと総支配人の方がお話しされていました。
この日、ポールさんは朝8時に誰よりも早く来られて、ゲストの皆さんをお迎え下さって。
ポールさんへのリスペクトをきちんとお見せしたくて、この日はこちらのワンピースを着て伺いました。
皆がそろったところで、ポールさんのウェルカム・スピーチから。
この日の為にご用意して下さったメニューは、どれもヘルシーで見た目も洗練されていて、とても美味しかったです。
この日、美しい秋の青空を眺めながら美味しい朝食を頂いて、ポールさんともゆっくりお話し出来て、出席された皆さんがずっと笑顔で・・・本当に温かい時間を過ごさせて頂き、幸せな一日の始まりでした。
それもすべて、ポールさんのお心の深さ、温かさゆえなのだと感じています。
ジミー・ペイジさんもそうでしたが、大物と言われるような、素晴らしい制作や活動をされている方々に実際お会いすると、皆さん本当に温かくてきめ細やかに対応して下さり、驚いてしまうことが多いのです。
どんな活動をしていても、そのような謙虚な心は決して忘れてはいけないと思うし、見習って行きたい、と頭が下がるばかり。この朝の時間は、その後も忙しい毎日の中で何度も思い出してはその余韻に浸っているほど、特別で、温かくて、素敵な時間でした。
またポールさんに再会できる日を心待ちに……自分のするべきことを一生懸命頑張って、毎日丁寧に過ごして行こうと、私の中で大切な記憶のひとつとなりました。
Paul Smith(ポール・スミス)
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「女の子のためのロンドン・ガイド -THE LONDON BOOK-」SHOKO著
2012年6月28日(木)発売 1,620円(税込) 文化出版局刊
SHOKO初の著書「女の子のためのロンドン・ガイド -THE LONDON BOOK-」(文化出版局刊)が6月28日(木)に発売されました。ファッションはもちろんアート、カルチャー、音楽に精進し、そして英国暮らしをこよなく愛するアーティストSHOKOの視点で選んだ女性のためのロンドンの150軒以上のショップやスポットをご案内。さらに英国らしい心豊かな日常に使いたくなるSHOKOの愛用アイテムや、ストリートで出会ったロンドンガールたちのファッションスナップまで、ロンドンがギュッと詰まっています。SHOKOが撮影した美しい写真、ほほえましい写真にイラストも添えられた、ガイドブックとアートブックをミックスしたような楽しい一冊。旅のお供にはもちろん、ページを開くだけでロンドンの空気とそこに集う人達の温度を感じる、女の子のためのロンドン・ガイドです!
※出版社にある在庫はすべて完売しました。現在は、書店にあるものがすべてになります。
下記2店舗には、今のところ随時在庫が確保されています。
BOOKMARC(ブックマーク)・原宿
東京都渋谷区神宮前4-26-14
TEL:03-5412-0351
agnès b.(アニエスベー)・ロンドン
コヴェントガーデン(地下鉄:Covent Gardenより徒歩1分)
35-36 Floral St, London WC2E 9DJ
TEL: +44 (0)20 7379 1992
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