イギリス, カルチャーその他, ファッション

Exhibitions this summer in London

 

ロンドンでの楽しみのひとつ、アート鑑賞。

 

この夏に観た展覧会を、いくつかご紹介します。 

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春から待っていた「TATE MODERN(テート・モダン)」でのマチス展。

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近代美術の巨匠Henri Matisse(アンリ・マチス)氏の最晩年の作品展です。

マチスが1936年〜1954年に制作された作品約120点は、展覧会タイトル「CUT OUTS」通り、“切り絵”作品がメイン。

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60代後半にになってからはペインティングよりも切り絵がメインの制作になった、とのことですが、晩年の作品とは思えないほどの強いエネルギ−、色彩の美しさ、ポップさ、表現の力強さ。 心の底から、圧倒されました。

個人的に、近年観た展覧会の中でも1、2を争う素晴らしさでした。

9月7日までの開催なので、ロンドンにいらっしゃる方は、急いで。

 

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こちらはサウスケンジントンにある「ヴィクトリア&アルバート ミュージアム(V&A)」。

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WEDDING DRESSES 1775-2014」展が開催中。

1775年から創られてきたウェディングドレス約80点の展示では、ウェディングドレスという特別な日に着るロマンティックな思い入れのほかに、デザインや素材選びにそれぞれの時代の特徴やや社会的背景が表れて。

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同じエリアでは、V&Aのファッション&テキスタイルコレクションから、ヨーロッパの1750年代〜現代までのドレスからアクセサリーまで100,000点にのぼるアイテムの展示も。

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マリー・クワント、エミリオ・プッチ、アンドレ・クレージュ・・・私の好きな1960年代のレアなアイテムも。

 

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さて、「The Photographer’s Gallery(フォトグラファーズ・ギャラリー)」では、John Deakin氏による「Under the Influence」展を観ました。

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1950〜1960年代にロンドンのSohoで撮られた写真やコンタクトシートから、当時の手紙や絵画作品まで。

Wardour Street, Dean Street, Frith Street, Greek Street….…私も今でもしょっちゅう通っているロンドンのSohoにあるストリートで撮られたポートレートの数々。

赤い壁にディスプレイされたカッコイイ時代のロンドンは、私にとってずっと憧れの世界観です。

 

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Barbican Centre(バービカン・センター)」では「The Fashion World of Jean Paul Gaultier From the Sidewalk to the Catwalk(ジャン・ポール・ゴルチエ大回顧展)」。

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ロビーのカウンターから既にカッコイイ。

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1970年代から40年間に渡り、アヴァンギャルドなクリエイションとカッティングエッジなデザインでファッション界に大きな影響を与え続けて来たゴルチエ氏のクチュール作品165体が展示された、過去最大の回顧展です。

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エキシビジョンのスタートは、ゴルチエのシンボルであるマリンルックから。

一番奥にはゴルチエご自身のトルソーも。

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顔に“喋り続ける映像”が映し出されて、あたかもマネキンが喋っているように見えるのも、なんとも奇妙でゴルチエらしい。

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ロンドンの街とカルチャーを愛されるゴルチエの作品には、その影響が大胆に表現されて。

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タータンチェック、パンク、モヒカン。

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ベルトコンベアーで動くキャットウォーク。

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モヒカンのアレンジ、

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女性の上半身を象ったコルセット、

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ケージやハーネスも、ゴルチエデザインのシンボル。

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展示されていたクチュールドレスはどれもユニーク。

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どの年代の作品も、斬新。

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映画や音楽など、様々な分野の著名アーティストたちとコラボレーションにも熱心なゴルチエ。

マドンナやカイリー・ミノーグのコンサート衣装、有名すぎるPierre et Gillesやシンディ・シャーマン、アンディ・ウォーホルとの作品など、貴重な作品の展示もありました。

上の写真はアーティストAnnie Kevonsによるゴルチェのミューズ達を描いたペインティング作品。手前はケイト・モス。

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歴代のファッション誌カバー

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映像作品(特製ソファが可愛い。)

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ゴルチエを着たミューズ達のポートレートも。

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こちらの展覧会は、2011年にモントリオールでスタートしてからNYCなど世界の都市を巡回しているそうですが、今回、ゴルチエ氏が愛するロンドンで展覧会を開くことに対する思い入れは、並々ならぬものではなかったことでしょう。

壁には、本展覧会のための直筆のサインもありました。

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美しく、クリエイティブな作品のアーカイヴを間近で見られたことも特別で嬉しかったですが、なにより、ゴルチエ氏のファッションへのパッションと、ロンドンカルチャーへの愛を感じて、感動しました。

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エキシビジョンの最後は展覧会グッズ。

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トリコロール、ボーダー、50sな雰囲気でデザインされたグッズは、どれも可愛くて。

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購入したのは、トートバッグと、Tatty Divineとゴルチエ展の限定コラボレーションアイテム「イカリ」マークのブローチ。

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この日、私がヴィンテージのセーラーの付け襟をしていたのは、まったくの偶然!

記念に、“ゴルチエソファ”で撮影。

 

 

P.S. 最近ロンドンの街中で、日本人の方によくお声を掛けて頂きます。

「どこかで会える日を待っていました!」なんて言われると嬉しくて、ついおしゃべりしすぎてしまいますが、それぞれの方がどんな想いや目的を持って渡英されているのか伺うと、遠い日の自分の想いと重なって、なんだか胸が動かされてしまいます。

皆さん、お互いに充実した日々を過ごしましょうね。

 

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女の子のためのロンドン・ガイド -THE LONDON BOOK-」SHOKO著

2012年6月28日(木)発売  
1,575円(税込)
文化出版局刊

 

SHOKO初の著書「女の子のためのロンドン・ガイド -THE LONDON BOOK-」(文化出版局刊)が6月28日(木)に発売されました。ファッションはもちろんアート、カルチャー、音楽に精進し、そして英国暮らしをこよなく愛するアーティストSHOKOの視点で選んだ女性のためのロンドンの150軒以上のショップやスポットをご案内。さらに英国らしい心豊かな日常に使いたくなるSHOKOの愛用アイテムや、ストリートで出会ったロンドンガールたちのファッションスナップまで、ロンドンがギュッと詰まっています。SHOKOが撮影した美しい写真、ほほえましい写真にイラストも添えられた、ガイドブックとアートブックをミックスしたような楽しい一冊。旅のお供にはもちろん、ページを開くだけでロンドンの空気とそこに集う人達の温度を感じる、女の子のためのロンドン・ガイドです!

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