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Futurism

こんにちは 😉 。

こちらは7月も後半になると、さっきまで晴れていたのに夕方には強く激しい雨が降り出して来たりと、既に少しだけ夏の終わりのような雰囲気を感じ始めています。

最近は、ポスター・デザインの仕事の為に出身大学にあるstudioへ毎週通っています。夏休み中とはいえ「学校」という場所は、生徒が毎年どんどん移り変わって行くなかで、校舎はもちろん教授や技術者、アカデミックな材料は変わる事なくそこにあって、いつでも訪れるとそんな不変な状況に少し嬉しくなるものです。

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さて、TATE Modernで開催されている「FUTURISM」展へ行って来ました。

フューチャリズムは、パリのLe Figaro新聞のフロント・ページにイタリアの詩人Fillippo Tommaso Marinetti氏が1909年に「未来主義創立宣言」を掲げて始まった前衛芸術運動です。DivisionismとCubismの要素の上で描かれ、それまでの伝統を破壊しdynamismやenergy、近代社会の動きを表現する新しい運動でした。
この展覧会には、そのマニフェスト自体も展示されていて、それまでの時代や芸術の概念を破壊し、新しくは近代社会の速さを表現することに集中した、貴重な作品の数々を見る事が出来ました。

アーティスト達の様々な表現を見ていると、作品のひとつひとつに、その頃に急激に機械化が進んだという時代背景や、「速度」自体を平面として表現する事に没頭したこと、それまでなされていなかった方法でどれだけ新しい表現を見せるか等ということに全神経を注いでいるパワーを強く感じました。

そしてさらに私が作品から強く強く感じた事は、作者の方々の「近代化により時代が変わる」ということに対する気持ちー喜びや戸惑い、ワクワクしている気持ち、希望や勢いのようなものです。そういった思いは作品自体に強く封じ込められていて、制作から100年近く経った今でも、作品に込められた当時の気持ちが見る側に強く伝わってくることに、全く圧倒されてしまいました。

今は機械の動きや物事の速さに慣れてしまっている私達ですが、その時代にはどんなに新しく感じられたでしょうか。いつの時代も新しい事を知ることは楽しみでもあり不安でもありますが、新しくなって行く世の中を楽しみながら芸術を通して社会に影響を与える程の運動を起こし、こうして何年経っても人の心に影響を与え続けるようなムーブメントに込められたパワーは計り知れないものであったのだろうな、と感じます。私自身、この展覧会によってその思想、運動そして表現に感じることが多くあったので、勉強し続けて行きたいと思いました。

それでは、また!


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