ファッション

ラフ・トレード

 久しぶりのロンドン。

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秋のヨーロッパは、日本で言えば「春」のように、始まりの時期です。
私が6年前ロンドンに来たのも、この時期。風がすこし冷たくて、空が高く、空気が澄んでいて、あれから毎年この時期をここで過ごしているけれど、なにひとつ変わる事なく、絵に描いたような「秋のロンドン」であります。

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ロンドンに着いた日は、生活において必要なものを買い出したりして一日を過ごしました。
街のお店屋さんの方々と挨拶をしたりしていると、あっという間にまた、
気持ちはすっかりロンドンに戻りました。

ここのところは大好きなライブにもほとんど行けていないので、今日はふらりとレコード屋さんへ。私はどんなジャンルの音楽も幅広く好きですが、今日は、「ROUGH TRADE(ラフ・トレード)」へ行って来ました。

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「ラフ・トレード」はロンドン好きなら誰もがご存知だと思いますが、インディーズのレコード・レーベル、そしてレコード・ショップです。

レーベルとしては、1970年代後半「The Raincoats(ザ・レインコーツ)」などのポスト・パンクを専門とし、その後「The Smith(ザ・スミス)」や「Aztec Camera(アズテック・カメラ)」、「The Monochrome Set(モノクローム・セット)」などが在籍していたことも印象強いですね。
途中、90年代に一度クローズしてしまったものの、また再開し、それからは、なんと言っても「The Storokes(ザ・ストロークス)」の活躍、それから「The Libertines(ザ・リバティーンズ)」、そしてもちろん、「Baby Shambles(ベイビー・シャンブルズ)」!!

こうして並べてみると、本当にセンスの良いバンドが揃っていて、この流れだけを見ているだけでも楽しくなってしまいます。それから、忘れてはいけないのは、私もデビュー当時からずっと大ファンである「Belle and Sebastian(ベル・アンド・セバスチャン)」の在籍。ここのところ、音沙汰がない……と思っていたら、来月、BBCでのライブ・セッションを集めた2枚組のCDを発売するそうです。とっても楽しみ!!

ところで、「ラフ・トレード」レコード・ショップの方は、今は1976年にオープンした西ロンドンにあるお店の他に、ちょうど1年前に東ロンドンにも開店しましたが、どちらも、それぞれの土地のカラーを表すような店構え。

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こちらは西のお店。
かつては流行の発信地であり、今では閑静な住宅街であるポートベローのマーケット沿いにぽつんと建つ小さなお店・・・に見えますが、中に入ると天井が高く、レコードは奥から奥までびっしり! 初めて私がここを訪れた時から、全く変わらない雰囲気の、良いお店です。

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こちらは東のお店。
東ロンドンが何年か前に流行や若者文化の主流の土地になってからは、もともと西にあった「勢い」はほとんど東の方へ。その中でもBrick Lane(ブリック・レーン)という小道にはいつも若者が溜まっており、「ラフ・トレード」もここに位置しています。こちらは、西の「馴染みの客層」に比べて、とっても若くてお洒落なお客さんが多い印象。二つは同じお店なのに、土地や客層に合わせて外装、内装、レコードのセレクトも変えているようです。

さてさて、長くなってしまいましたが、今日も私は色々なレコードを聴かせてもらいながら、店員さんと楽しくおしゃべり。

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私の“好きそうな”CDを一生懸命探してくれる彼らは、レコードに詳しく、いつも陽気に色々と教えて聴かせてくれます。

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今日は久しぶりだったせいか、欲しいものが沢山あって、悩みに悩んで6枚購入。「James Yuill(ジェームス・ユイル)」、「Alela Diane(アリーラ・ダイアン)」などなど。。。「Stereolab(ステレオラブ)」の新譜は夏に出ていたものの、買いのがしていたのでやっと入手。 「ステレオラブ」は、私が90年代にロンドンで初めて一人でライブに行ったバンド。運良くライブ後、会場に出て来たメンバーと話ができたこともあって、思い入れのあるバンドであります。

ロンドンは、音楽やアートなど芸術がすごく身近にある街。それらが「衣食住」とほぼ同じように生活の一部であることが自然であり、私は、ロンドンの、そういう所も、大好きな理由のひとつです。

それでは、また!